糖尿病のファーストインクラス薬“使用感”“患者の声”の処方影響大きく
公開日時 2015/09/30 00:00
株式会社アンテリオソリューション開発部長佐藤暢章日本の医薬品市場で最も激戦状態にあるのは経口血糖降下薬であろう。2009年に登場したDPP-4阻害薬は2型糖尿病治療のパラダイムを変え、いまや数量ベース、金額ベースともに糖尿病治療薬市場でシェアトップとなった。そして2014年に登場したSGLT2阻害薬は1年の間に6成分7品目が上市され、参入各社がしのぎを削っている。そこで今回はこの2つのクラスの糖尿病治療薬を中心に、医師の処方マインドに影響を与えている要素や情報ソースを「SOC」(ShareofChannels)を用いて検証する。連載第1回で触れたが、医師の糖尿病治療薬の製品想起状況は、全体ではMRなどのプロモーション系情報チャネルの影響度合いが計65%、医師の処方感などのノンプロモーション系...