製薬協製品情報概要記載要領を改定
公開日時 2015/09/30 00:00
“科学的根拠”に基づいた情報提供を副次的結果の記載を1/4に限定比較試験記載は可能に日本製薬工業協会は9月14日、「医療用医薬品製品情報概要記載要領・広告作成要領」を改定した。承認された効能・効果の範囲内の患者を対象にした治療において副次的にもたらされる結果、例えば降圧薬における心血管イベント抑制効果などについては“参考情報”として効能効果との明確な区別を求めた。一方で、“比較=誹謗”ではないことも明確に打ち出し、臨床比較試験については記載できる範囲を拡大。科学的記載であることを条件とした上で、臨床比較試験での対照薬の記載が可能とした。改定により、より科学的な根拠に基づいた情報提供をうながしたい考えだ。(望月英梨)“参考情報”とは、①承認された効能・効果の範囲内の患者を対象とした治療において...