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本誌調査 新薬採用アンケート2015年版 採用率トップはタケキャブ 3年ぶりの7割超え

公開日時 2015/09/30 03:52

ミクス編集部が行った「新薬採用アンケート調査2015年版」によると、採用率トップは消化性潰瘍薬タケキャブで、採用率は79.0%となった。2位のクレナフィンも70.4%となり、3年ぶりに採用率7割超の新薬が登場した。

文末の関連ファイルに、直近5年間の採用率上位製品とその採用率の資料を掲載しました(10月2日まで無料配信、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。

調査対象は全国の病院薬剤部で、有効回答は81病院。調査は7月22日~8月17日に行い、郵送もしくはインターネットで回答を得た。調査対象薬剤は14年6月~15年6月に薬価収載された新薬58製品で、その採用の有無や理由を聞いた。

新薬の採用状況をみると、1施設当たり平均採用数は10品目で、昨年2014年の14品目から4品目減少した。経営主体別の平均採用数に大きな傾向の変化は見られないが、国立病院機構では昨年平均採用数9品目から今年は4品目まで減らした。そのほか今回の調査結果の特徴として、これまでのようなブロックバスター型新薬が影をひそめ、一方で医療ニーズを満たすアンメット型新薬が明らかに数を増やした。加えて販売メーカーも国内・外資の大手に混ざって、ニッチ領域に特化するスペシャリティファーマが顔を出してきたのも特徴だ。


◎タケキャブ 薬理作用の新しさと有効性を上手くアピール


採用率トップの消化性潰瘍薬タケキャブ(P-CAB、ボノプラザンフマル酸塩)は、従来のPPIと異なる作用機序を有する。これまでのPPIが酸の生成部位に到達してから活性体となり、プロトンポンプと不可逆的に結合するのに対し、P-CABは直接カリウムイオンと競合し、プロトンポンプを可逆的に阻害する。採用理由の最多は「既存薬に比べ有効性が高い」、次いで「薬理作用が新しい」となった。

採用率2位は爪白癬の外用薬として国内初の適応を取得したクレナフィン(エフィナコナゾール)がランクされた。クレナフィンはハケ一体型製剤で1日1回塗布という手軽な外用薬だ。内服治療で肝機能障害への危惧や他の薬剤との併用に注意の必要があった患者にも使用できる。病院での採用に際しても、「製剤的な工夫」がアンメットニーズを満たすとして評価された。


◎採用新薬は多種多様 C肝、がん、皮膚領域が目を引く


今回は経口のC型肝炎治療薬の採用動向に注目が集まった。3位にランクされたスンベプラ/ダクルインザを筆頭に新薬3製品がランクインしている。なお、新薬3製品とも全て採用した病院は16施設、2製品を採用した病院は21施設、1剤のみの採用は12施設あった。


そのほか領域別でみると、皮膚科領域で、レオファーマ、科研製薬、ガルデルマ、マルホ、といった同領域を得意とするスペシャリティ企業がランキングに名を連ねた。


本誌調査「新薬採用アンケート調査2015年版」の全リストおよび特集記事はMonthlyミクス10月号(10月1日発行)に掲載します。ミクスOnlineでは有料会員向けに、こちら(HTML電子ブック)から閲覧できます。


 

 

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