2016年4月実施・診療報酬改定
公開日時 2016/02/29 00:00
経営転換迫られる調剤薬局調剤基本料引下げ、基準調剤加算厳格化中央社会保険医療協議会(田辺国昭会長・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は2月10日、2016年4月実施の診療報酬点数について取りまとめ、塩崎恭久厚労相に答申した。改定は、2025年に到来する超高齢化社会に向けた地域包括ケアシステム実現に向けたマイルストーンに位置づけられる。入院医療の機能分化・強化に向けた急性期病院の要件厳格化、かかりつけ薬剤師の創設などの施策を診療報酬、調剤報酬の点数として示した。高齢化が進み、“かかりつけ機能”が重視される中で、調剤報酬では、患者の服薬状況を一元的・継続的に把握、服薬指導する「かかりつけ薬剤師指導料」、「かかりつけ薬剤師包括管理料」を新設する。一方で、大型門前薬局について鋭い切り込みが入り、月...