【17年8月号】ゲノム医療実現で医薬品開発は次のステージに
公開日時 2017/07/31 00:00
【Promotionタイトル】2017年度下期新薬展望注目のファーストインクラス薬が多数編集長沼田佳之オールジャパンによる革新的新薬創出プロジェクトが動き始めた。国は、がん領域で患者ごとにゲノム変異を明らかにし、その結果に即して最適な治療方針を決定する「ゲノム医療」の実現に舵を切った。厚労省の「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」は6月末に報告書を公表し、遺伝子パネル検査や必要な医薬品の薬事承認、保険適応などで制度的な対応を講ずる必要性を提言したところだ。欧米先進諸国は、すでに臓器別ごとの承認取得から、遺伝子診断をベースとしたゲノム医療型にシフトしている。日本でも、こうした流れに沿った革新的新薬の創出プロジェクトが産業界を巻き込んで活発化することになりそうだ。抗PD-1抗体「キイトルーダ...