三和化学と宇部興産 難治性のそう痒症治療薬「SK-1405」 慢性腎不全に伴うそう痒症でフェーズ2
公開日時 2017/08/22 03:50
三和化学研究所と宇部興産は8月21日、共同研究で創出した「SK-1405」について、慢性腎不全に伴うそう痒症を対象とした国内フェーズ2を開始したと発表した。2018年中のフェーズ2終了を予定する。製造販売承認は三和化学が行う予定だが、その実施のめどは開示していない。
両社は、SK-1405を難治性のそう痒症の治療薬として共同で開発する方針。慢性腎不全に伴うそう痒症も難治性の一つで、同適応症の開発が成功すれば、糖尿病・腎領域を主力とする三和化学としては主力領域の強化につながる。
両社はほかにアトピー性皮膚炎、慢性肝疾患に伴うそう痒症についても開発を検討中という。同剤の作用機序については開示してない。