株式会社プレシャス・コミュニケーション・ジャパン原暢久製薬会社に医療従事者向けサイトが開設されてから20年近く経った。当初は薬事法等の規制解釈からパスワード認証を用たり、自社品の添付文書掲載などが出来なかった。しかしながらインターネットが社会システムとして存在感を増す中で、製薬企業サイトも変化を遂げて行った。近年では、製薬各社のサイトにおいて自社製品の情報提供から周辺領域関連を含めたプロモーション的な色彩も強くなり、製薬協からもウェブサイトを通じた情報発信に関する基本的な考え方が示されている。製薬企業のインターネットマーケティングは医薬品特有の規制があるため一般消費財をはじめとする他の産業のインターネットマーケティングの変革スピードに比べると緩やかではある。しかし、各社担当者の意欲的な努力に...