ビーアイメディカル 企業の地域包括ケア支援ソリューションでエンブレースと販売契約締結
公開日時 2019/05/14 03:50
ビーアイメディカルは5月13日、ソーシャル医療プラットフォーム事業を手掛けるエンブレース(松下和彦社長・本社:東京都港区)と製薬企業向け地域包括ケア参入支援ソリューションの独占的販売契約を締結したと発表した。提供するのは「MCS Pharma Care Cloud」と呼ばれるソリューション。医療者、介護者、患者・家族をつなぐコミュニケーション・プラットフォームを通じ、2次医療圏内で活動する製薬企業を支援する。
地域包括ケアシステムにおいては、医療・介護職種間の連携や患者・家族とのコミュニケーション、さらには院内外のタイムリーな情報共有が求められる。エンブレースはこうした現場ニーズに対応するため、ICTを活用した完全非公開型医療介護SNS「メディカルケア・ステーション(MCS)」のサービス提供を開始した。すでに同社のプラットフォームは全国220超の医師会で正式採用され、3万施設超、8万人超の医療・介護者が利用する全国レベルのネットワークを形成している。
今回、ビーアイメディカルと独占販売契約を結んだのは、MCSの製薬企業向けソリューション。製薬企業向けのサービス支援としては、アドヒアランス向上に向けた服薬支援アプリの構築や、自己注射や自己吸入などの手技指導、服薬支援の推進などが期待できる。
このほか、流通コントロールが必要な医薬品のMCSを通じた情報供給の一元化や、MCSを通じた自治体との連携活動の円滑化支援、MCS上での企業オウンドコミュティ開設・運用による2次医療圏活動の支援、治験段階からの多職種連携、患者支援なども想定される。