MRと話をしたくない
宮本研医師が語る
公開日時 2019/06/30 00:00
有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門宮本研今月のポイント▼刻々と変化する製薬営業において、医師が「MRと話をしたくない」感情を抱く複雑な理由は、大半が無視されている。▼営業組織の少数精鋭化を目指すとしても、顧客サイドの受容性が不確かな状態では、失敗確率が上がるだけである。▼多数の医師から本音や愚痴を収集できる機会は、今後も減少していくため、現場レベルでの対応が難しくなるだろう。本誌面での12年間私がMonthlyミクスに連載の初回を掲載したのは、大学病院勤務中の32歳のときであった。それから怒濤の12年が過ぎて中年世代の44歳になった現在、不惑で感じた以上の難しい課題に直面している。とくに別の大学病院へ移籍し、毎週末までの長時間勤務で多忙を極める中で、「MRと話をしたくない」...