富田薬品、九州で高利益率・独立堅持指向
サプライチェーン ロジスティクス研究会 保高英児
公開日時 2019/10/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児友好卸アルフレッサHDとは特殊薬で提携富田薬品は熊本市に本社を構え、売上は1300億円ほどで九州では4番手の卸だ(表1)。熊本県で1位、鹿児島県で2位と、九州南部商圏では26%の高シェアを誇り、九州全域を商圏とする(表2)。同社が注目されるのは、アルフレッサHDが商圏を持たなかった九州の友好卸として、北海道のモロオとともに長期間にわたり友好関係を維持していることだ。その後アルフレッサHDは九州と北海道に独自進出をかけたが、16年3月にはアルフレッサ㈱の特殊薬子会社のエス・エム・ディに資本参加した。同社の独立堅持指向には高利益率という実績があり、それを支える営業ツールがあった。次世代に向けあらたな改革を模索する同社代表取締役社長の、富田正夫氏に話を伺...