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英NICEガイダンス案 トファシチニブ、アパルタミドを推奨

公開日時 2021/09/17 04:49
英国立医療技術評価機構(NICE)は9月9日、米ファイザー社のJAK(ヤヌスキナーゼ)阻害剤Xeljanz(トファシチニブ)について、2歳以上の小児における活動性多関節若年性関節炎および若年性乾癬性関節炎の適応でNHS(国民保健サービス)における通常使用を推奨する最終ガイダンス案を発表した。

同剤のNHSでの推奨条件は、同関節炎の小児がDMARDs(疾患修飾薬)に十分に奏功しない場合、およびTNF-α阻害剤の投与が適切でないか、疾患を十分に管理できない場合、かつ当該企業が同剤をNHSとの商業的合意に基づき供給する場合―とされた。

NICEは、同剤の臨床的エビデンスは、プラセボと比較して有効であること、また、他剤との間接的比較では同一適応で他治療法との類似の効果があることを示唆したとしている。当該企業が同剤の供給価格について改善を見せたため推奨したことを明らかにしている。

活動性多関節若年性関節炎および若年性乾癬性関節炎は、若年性特発性関節炎(JIA)の一種である。JIAは、16歳以下の小児・少年で初発する関節の炎症で原因は不明である。英国には、JIA患者は約3000人存在するという。そのうち1000人以上がトファシチニブの投与適格患者とみられる。

NICEのMeindert Boysen医療技術評価センター長は、トファシチニブの推奨に歓迎の意を示したうえで、「同剤はこの疾患の若者が肉体的活動やスポーツに参加するのを助け、QOL(生活の質)改善に役立つ可能性を持っている」とコメントした。

またNICEは、9月8日、ヤンセン社のアンドロゲン受容体阻害剤Erleada(アパルタミド)についてアンドロゲン除去療法との併用療法として、成人における前立腺がんの適応でNHSでの通常使用を推奨する最終ガイダンス案を発表した。

同剤についての推奨内容は、がんが全身に転移するリスクが高く、ホルモン療法が奏功しなくなった場合もしくはすでに転移したもののホルモン療法にまだ感受性がある場合の投与となっている。

アンドロゲン受容体阻害剤と呼ばれる薬剤で、前立腺がん細胞のテストステロンの影響を阻止する。臨床試験結果では、アパルタミドとアンドロゲン遮断療法の併用は、疾患増悪までの時間を延長させ、この種のがんの患者の延命を示唆した。英国ではアパルタミド投与適格患者は約8000人といわれる。

NICEのMeindert Boysen医療技術評価センター長は、「我々は、ヤンセン社が前ガイダンス案で委員会が指摘したエビデンスにおける不明確さを解決するのに協力してくれたことを喜んでいる。このことは、この種の前立腺がん患者に有効かつ価値ある新たな治療法としてアパルタミドを推奨する最終ガイダンスを作成できたことを意味する」と述べた。


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