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日本イーライリリー 運動器慢性疼痛へのサーキット式トレーニングに「臨床有用性が期待される」

公開日時 2021/09/27 04:49
日本イーライリリーは9月24日、肩、腰、手足の関節などの慢性的な痛み(運動器慢性疼痛)と運動との関連に関する研究データを発表した。短時間に有酸素運動と筋力トレーニングを繰り返すサーキット式トレーニングは、「効率的な運動として臨床的有用性が期待される」と総括した。運動器慢性疼痛に対して、運動療法が第一選択とされているが、確立された方法はなかった。同社では、「痛みには運動療法が大切だが、痛みがあるから運動しない人も多い。運動の効果について知ることで、治療に向けたサイクルができれば」とコメントしている。

研究は、大阪大学の中田研教授を中心に、女性向けフィットネスクラブ・カーブスジャパンと日本リリーが参画し、三者共同で行った。患者が感じている痛みを表す指標(NRS)が11段階中4以上の女性139人に対し、3か月間のトレーニング後に再度アンケートを行い、評価した。

その結果、▽NRS▽疼痛による破局的思考(PCS)▽腰、膝の日常生活動作を示すADLスコア――は、3か月間で有意な改善を認めた(p<0.0001, p=0.0013, 0.0004, 0.0295)。一方で、肩機能の改善は認めなかった。また、運動頻度により参加者を3群(Low、Moderate、High-dose group)に分けたところ、NRSは運動頻度に関係なく全群で有意に改善した。PCSや腰、膝は、Moderate-doseとHigh-dose群で有意な改善を認めた。グループによると、これは週2回以上の運動に相当しているという。

このためグループでは、研究に用いた30分のサーキット式トレーニングは、「効率的な運動として臨床的有用性が期待される」と総括した。研究結果は、Scientific Reports誌で公表されている。

3ヶ月以上継続している、または反復する運動器慢性疼痛は、成人の20%に見られ、女性に多い。また、身体・心理・社会的要因が相互に関与し、身体機能の低下や抑うつ、QOL低下などを引き起こすとされ、年間2000億ユーロの経済損失をもたらしているとの指摘もある。
 
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