キャリアを形成するなかで、いくつかの大きな分岐点があります。皆さんの場合は何が分岐点になりましたか？医師にとっては、診療科や専門領域の選択が一つの分岐点になります。診療科は実に多岐に渡ります。2018年からスタートした新専門医制度では、基本の診療科・領域として内科、外科、整形外科など19領域を、より専門性の高い診療科・領域として消化器内科や心臓血管外科など24領域を位置づけています。これだけの多くの診療科のなかから、医師はどのように自分の進む道を決めたのでしょうか。今回は医師110人にアンケート調査を行い、自分が専門とする診療科とともに、なぜその診療科を選んだのか理由を聞いてみました。回答者があげた診療科数は、合計で31科に及びました。なかでも、最も回答が多かった診療科は「精神科」で９人。次...