「患者中心医療」の浸透が医療ＤＸ普及の鍵国民医療費の高騰によりその財源がひっ迫する中、医療提供体制の効率化を図りつつ、より質の高いサービスを提供していくことは必須の課題といっても過言ではない。この二律背反的なテーマを実現していくためには、医療分野でデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）により、提供システムや医療者の意識を大きく変えていく必要性が指摘されている。人口減少により人的資源の減少は必至であり、それを補う観点からもデジタルによる変革が求められる。医療ＤＸを進めていく上で臨床現場の医師の協力が不可欠といえるが、日々多忙な毎日を送る臨床医は医療ＤＸにどの程度、関心を抱いているのか。医師850人を対象に、14の選択肢の中から関心のある項目を複数回答で選択してもらった。また、「デジタル化時代...