リアルの臨場感求める声多く他の参加者やＭＲとの会話ニーズは２割強製薬企業主催のメタバースを用いた講演会に参加したことのある医師が2023年２月時点で６％であることがわかった。参加医師の評価は「今後も参加したい」、「移動時間が不要で助かった」などのポジティブ派と、「面倒」、「肉体的な実感がなく、慣れない」などのネガティブ派が概ね半々だった。ただ、2024年４月から順次施行される医師の働き方改革によって、より効率的な講演会が求められるとの声も聞かれ、移動や時間の制約をほぼ受けないメタバース講演会への関心も高まっている。そこでメタバース講演会の現時点での課題や展望を探った。（神尾裕）メタバースを用いた講演会やコミュニケーション会場のイメージは、下図のようなものとなる。「メタバース」はインターネット...