生産性向上を支援するデジタルツールの普及進むミクス編集部が製薬企業に行った「ＭＲ数アンケート調査2023」から、コロナ禍を経験した各社のＭＲ活動の実態が明らかになってきた。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の区分が「５類」に変更されたことで、ＭＲ活動もリアル回帰の傾向が強まっており、その傾向が今回の調査結果からも読み取れた。一方で、コロナ禍の経験を活かしてデジタル活用を更に加速する企業も着実に増えている。オンライン専任ＭＲの導入や、患者サポートプログラム（PSP：ペイシェントサポートプログラム）、ＶＲ（バーチャルリアリティ）を情報提供ツールとして採用する企業も目立ってきた。メタバースも、導入企業数は少ないものの、次世代型情報コミュニケーションツールとして脚光を浴びそうな状況だ。（沼田佳之）...