「国際人脈が豊富」な武見厚労相に託されたUHCの実現
公開日時 2023/10/01 00:00
編集長沼田佳之第2次岸田再改造内閣が9月13日に発足し、厚労大臣に武見敬三参院議員が就任した。武見氏と言えば、父が日本医師会の武見太郎元会長で、自身が参院選に出馬する際に、日本医師連携の支援を受けた経緯がある。このため医師会系議員と見られがちだが、本人は医師でもなく、医療資格も持たず、国際政治、国際協力の舞台で長らく政治活動を行ってきた。もちろん社会保障政策にも造詣が深く、自民党内での発言力も強い。そんな武見氏を岸田首相が厚労大臣に任命した背景には、武見氏のこれまで取り組んできた外交手腕、国際人脈、そして日本独自の国民皆保険制度の国際理解の旗手としての活躍に期待する狙いが映し出されている。「厚労大臣には厚生労働分野に長く関わり、国際人脈も豊富な武見敬三氏にお願いしたい」──。岸田首相は武見氏...