フォレストHD ケアネットと合弁会社「クラックス」設立 面談困難医師とのエンゲージメント創出めざす
公開日時 2024/02/15 04:48
フォレストホールディングスは2月14日、ケアネットと共同出資の合弁会社「クラックス」(Crux Inc.)を設立したと発表した。新会社は、製薬企業が行う情報収集・提供活動を請負いながら、ターゲット医師とのエンゲージメントの創出をめざす。⾯談困難なターゲット医師にケアネットの医療メディアやネットなどを活用し、マルチチャネルのアプローチで医師との関係構築を図る。24年度は九州エリアで複数のパイロットプロジェクトを企業から受注し、開発実証を行う。
社名のクラックス(Crux)は“核⼼・要点”の意味と、古来から航海の道標とされた“南⼗字星”の意味があり、2 軸(アナログとデジタル)が交わることで、核⼼をついたサービスを提供するとの思いを込めたという。具体的には、製薬企業のリソースだけでは⾯談困難なターゲット医師に対し、⾼い専⾨性を有する“クラックスMR”がリアル訪問するだけでなく、ケアネットと連携し、医療メディアやインターネットサイトなども活用し、マルチチャネルのアプローチで、製薬企業に代わってエンゲージメントを創出する。
24年度からサービス開発実証を行う方針で、活動成果をあげるために、共同でエンゲージメントDBを開発する予定。将来的には、治験の患者組み⼊れ⽀援や、フォレストのMSとも組み合わせ、地域医療連携における広域での情報提供サービスに発展させることも検討する。