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塩野義製薬・手代木社長 創薬は「コングロマリットなアート」 新たな学問領域や専門性持つ人材求む!

公開日時 2024/04/01 04:51
塩野義製薬の手代木功代表取締役社長は3月29日、横浜市で開催した日本薬学会第144年会で講演し、「新しい学問領域、新しい専門性を持った方々を常に産業界として求めている」と製薬業界への新たな人材確保の必要性を訴えた。学会に参加する薬学部の学生らを念頭に、「一つの機能が優れていても創薬には結びつかない。逆に言えば、あらゆる学問領域が最終的に患者に医薬品を届けることに貢献しうる。製薬産業は非常に大きな可能性がある」とメッセージを送った。

特別講演に登壇した手代木社長は、あらゆる専門性が融合して生まれる創薬を、「コングロマリットなアートのようなもの」と表現しつつ、「創薬を中心とした製薬会社は次々にどれだけ新しい新薬を出し続けていけるかが生き残りの全て」と業界の厳しさもにじませた。また、薬学博士であり経営者でもある自身の経歴も重ねて「患者さんを救い、社会に貢献するためには、企業のマネジメントがもっとサイエンスドリブン、メディカルドリブンであってもいい」と訴えた。

◎ゾコーバの開発経緯を紹介「退路を断ち、会社が始まって以来のスピードで資源を投下」

講演では塩野義製薬が取り組んだ新型コロナ治療薬・ゾコーバ開発の経緯も紹介。HIVやインフルエンザなど長年にわたり感染症対策に取り組んできた歴史に触れ、「ビジネスとして難しいからといって誰もやらなくなっては困る。だったら感染症に取り組む前提で、どうしたら継続できるのか、今までにないビジネスモデルを作ってみようと取り組んできた」と意義を強調した。新型コロナの治療薬開発では取り組むべきかという迷いもありながら、「ある意味退路を断ち、会社が始まって以来のスピードで資源を投下して何とか実現できた」と語った。

その過程では予防や診断、流行予測などの知見も深め、感染症法の5類移行後も治療薬の研究開発にも取り組んでいるといい、「次に感染症が起きた際により良い形でお役に立っていきたい。頼ってもらえる企業になれればいいと思っている」と決意を込めた。
 
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