23年度上期決算 主要10社中5社で増収・営業増益
9社で増収 主力品のグローバル売上伸長、円安進行も追い風に
公開日時 2023/12/01 00:00
製薬各社の2023年度第2四半期決算が出そろい、12月期決算企業3社を含む国内主要10社は中外製薬を除く9社で増収、うち5社で増収・営業増益だった。増収企業の多くで主力製品のグローバル売上げが伸長。円安進行の追い風もあり、特に海外事業が伸長して業績を押し上げた。決算説明会では中長期の持続成長に向けた主力品の戦略や次期主力品への期待も多く聞かれ、例えばアステラス製薬の岡村直樹社長は、買収した米アイベリック・バイオ社の地図状萎縮(GA)を伴う加齢黄斑変性治療剤・IZERVAYがピーク時に売上2000~4000億円を見込んでいることを明らかにした。(梅澤平)3月期決算7社すべて増収国内売上4社で増加国内製薬企業のうち、24年3月期又は23年12月期通期で売上収益4000億円以上を計画している10社...