MICIN EPLink社と「eSource」を用いた治験効率化で共同検証 CRC、CRAの業務効率等の改善に期待
公開日時 2024/09/06 04:50
MICINは9月5日、EPLink社とプライマリケア領域の企業主導治験に活用する「eSource」の治験効率化についての共同検証を開始したと発表した。「eSource」は、患者が治験施設等に来院せず臨床試験に参加できる分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial: DCT)で、原資料(Source Data)の電子的管理に用いるもの。eSourceの活用が治験の効率化にどう影響するか検証する。
共同検証では、MICINが提供するDCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」のeSource機能を利用し、治験コーディネーター(CRC)や臨床開発モニター(CRA)の業務効率等の改善を評価する。eSourceを活用することで、データの効率的な入力や管理、EDCとの連携を自動化させ、治験業務の効率化と治験コストの削減につながることなどを明らかにしたい考え。
MICINの原聖吾代表取締役は、「共同検証を通じ、費用対効果の側面から、その座組の実現に向けた重要な実績を積み重ねることができる。MiROHAのeSourceとEDCをシステム連携させEDC転記の手間も削減するDirect Data Captureの実現も視野に入れ、今後もDCTのリーディングカンパニーとして新しい治験のあり方を模索したい」と強調した。