健保組合とかかりつけ医が検査データを共有化
健診受診率向上に向けた“みなし健診”の推進
公開日時 2024/12/01 00:00
みなし健診により健診未受診者「岩盤層」対策の切り札株式会社Welbyは2024年から、複数の健康保険組合(以下、健保)との協働で医療機関での「みなし健診」を強力に推し進めている。めざしているのは、患者と医療機関、保険者の連携により特定健診の受診率向上に寄与するとともに、疾病予防、重症化予防の推進で健康寿命の延伸を図り、無駄な医療費を節減できる社会だ。そのためにこれまで何らかの理由で健診を受けてこなかった層へのアプローチが不可欠であるが、その解決に向けて切り札となるのがみなし健診である。みなし健診とはいかなるもので、どのようにこの事業を進めているのか。同社取締役の河原章氏に同事業を推進していくにあたっての取り組みや社会的インパクトなどについて伺った。(富井和司)特定健診受診率は6割以下みなし健...