花粉症市場とアレジオン眼瞼クリーム
世界初の治療薬 25年2月は12万人に処方
公開日時 2025/04/01 00:00
花粉症治療薬は、長年経口抗ヒスタミン薬、鼻噴霧用ステロイド薬、点眼抗アレルギー薬を中心に市場が形成されてきた。そうした中で2024年5月、上下の眼瞼に1日1回塗布するアレジオン眼瞼クリーム(一般名・エピナスチン)が、アレルギー性結膜炎を適応に発売された。皮膚を通過し、結膜で持続的に作用する。アレジオンの点眼液は1日2回(LX)または4回の点眼で用いるなか、眼瞼クリームはより一層の用法遵守を期待し、また点眼が困難な患者が容易かつ適切に投与できるための新剤形として開発。世界で初めて日本で承認を取得し市場投入された。このアレジオン眼瞼クリームが2025年の花粉症シーズンにどの程度処方されているのか。いつも通りインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。まず...