正確な情報を伝達するMR活動は“患者参加型医療に不可欠”
元プロ野球選手 佐野 慈紀 さん
公開日時 2025/05/29 00:00
糖尿病に罹患した当初「節制して血糖値を下げる」と頑なで、言われるまま薬を飲んでいたと反省するのは元プロ野球選手の佐野慈紀さん。今や、自分に合った薬かどうかの見極めを含め、「患者参加型医療」が重症化予防の観点から重要と説くまで心境が変化。「GIP/GLP-1受容体作動薬の効果に驚いている」と表情を緩めるようになった。これも一重に、医療従事者に正確に情報を伝えるMRのおかげだとし、「専門知識のない患者が薬を理解できる助けになっている」と頭を下げる。製薬業界で働く方々には、「人を助ける素晴らしいことをやっている。人々の健康維持のため更に活躍してもらいたい」とエールを送る。(半田良太)〔略歴〕1968年4月30日生まれ。松山商業高校3年の1986年夏に甲子園準優勝。近畿大学工学部ではエースとして広島...