JWP出資3社 持ち株会社アンドファーマを設立 「グループ経営戦略の立案・実行で価値最大化図る」
公開日時 2025/07/15 04:51
日医工、共和薬品、武田テバファーマの3社を傘下とする持ち株会社・アンドファーマが7月1日に設立された。3社は国内投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)とメディパルホールディングスが出資するグループ会社の関係。アンドファーマは設立目的について、「グループ経営戦略の立案と実行、グループ会社の管理と経営安定化、シナジーの創出によるグループ価値の最大化を図る」としており、後発医薬品の品目統合などを進めるとみられる。
アンドファーマは、東京都中央区日本橋本町1丁目に本社を構え、代表取締役社長には日医工の岩本紳吾代表取締役社長が就いた。役員体制は、準備が整い次第公表するとしている。同社のホームページでは、社名(AND PHARMA Co., Ltd.)に込めた思いについて、「多様な企業の強みを結集するアンドファーマは、医療のしくみを支えながら、社会に求められる医薬品産業のあるべき姿を目指す」と掲載している。
なお、Monthlyミクス2025年3月号に掲載した日医工の岩本社長へのインタビュー記事において、日医工と共和薬品の重複製品について、84品種181品目に上るとして「これらの集約・統合を検討しており、25年中に、どの工場で何をどう作るのかについて決めていきたい」と語っている。