医師・個人事業主（サージラボ）中村浩己コミュニケーションが得意という人は多い。しかし、コミュニケーションの真髄はなかなか奥深いものだ。人が人と関わっていく中で、普段見過ごされがちなことも含めてスポットライトを当ててみたい。英語表現について私の大好きな一冊に「英語表現のトレーニング：ポライト・イングリッシュのすすめ（脇山怜著,講談社現代新書,1990）」がある。この書籍は、英語表現に関する著書だが、私は、言語を問わず、コミュニケーションにおいて大切なことが書かれていると感じている。本稿は、これを参考文献としながら、私見を述べていく。英語でもちゃんと敬語表現があることはご存じの通りだが、その本質を考えると非常に味わい深い。日本語では何段階もの異なるレベルの丁寧な表現があるが、英語においても同様で...