ラインファーマは12月10日、2026年１月１日付で社名を「ノルディックファーマジャパン」に変更すると発表した。親会社であるオランダのNordic Pharmaとグローバルブランドを統一する。また、“ラインファーマ＝経口中絶薬・メフィーゴパックの会社”とのイメージが強いなか、日本で眼科領域に事業拡大する予定もあるという。ラインファーマは、「日本に根差した事業を拡大するとのコミットメントもあり、これもノルディックという社名に統一することにした理由」と話している。

ラインファーマは日本で2020年に設立されたが、当初からNordic Pharmaの子会社だった。Nordic Pharmaグループではグローバルで、中絶薬の販売・マーケティングを行う会社はラインファーマと呼称しており、これにならって日本の社名もラインファーマとしていた。

Nordic Pharmaは欧州を中心に世界的に認知されており、リウマチ科、ウィメンズヘルス、クリティカルケア、眼科などの領域で独自の医薬品・医療機器を展開している。このうち眼科領域製品としてドライアイ治療用の医療機器・LACRIFILL（架橋ヒアルロン酸ゲル）を欧米で販売しており、日本でも同機器を手掛ける可能性がありそうだ。