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ラインファーマ 人工妊娠中絶薬メフィーゴパックの累積販売数 1万パック到達 更なる情報支援を継続

公開日時 2025/09/04 04:50
ラインファーマは9月3日、経口の人工妊娠中絶薬・メフィーゴパックの累積販売数が2023年の発売開始から約2年で1万パックを達成したと発表した。同剤は国内初承認となる経口人工妊娠中絶薬で、WHOの推奨するミフェプリストンとミソプロストールの2剤を組み合わせた薬剤。子宮内妊娠が確認された妊娠63日(9週0日)以下で、母体保護指定医師の指示に基づく医療機関で投与を受けることができる。ただ、薬価基準未収載であるため、患者は自費診療となる。

◎対馬ルリ子医師「社会にとっても意義深い出来事」

メフィーゴパックの臨床試験から関わり、現在も自身のクリニックで処方している対馬ルリ子医師(対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座理事長)は、「女性が自らの身体に関して新しい選択肢を持てるようになって約2年が経過した。この間に1万人以上の女性が、従来の外科的手法に依存することなく、より安全でプライバシーに配慮した方法で妊娠中絶を行うことが可能になったことは極めて大きな前進」と強調する。また、上市から約2年で累計1万パックを超えたことについては、「日本の女性の健康と権利の歩みにおいて重要な節目で、社会にとっても意義深い出来事だ」と強調した。

一方で対馬医師は、「依然としてアクセスに関する課題は残されており、薬を必要とするすべての方が安心して利用できる体制の整備が求められている」とも指摘する。ラインファーマは、妊娠9週0日以下の中絶に占める割合は「10%未満にとどまる」と説明。最近は全国各地の医療施設での使用が広がり、地域間でのアクセス格差の解消にも寄与しているとしながらも、ステークホルダーへの情報発信や日本産婦人科学会・日本産婦人科医会との連携を通じ、安全な使用体制の整備と、女性の健康に寄与する活動を継続する必要性を強調した。

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