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NTTプレシジョンメディシン 約70種の薬剤応答や副作用をPGxで予測 薬剤変更に伴う経済負担軽減も

公開日時 2026/03/30 04:52
NTTプレシジョンメディシンは3月27日、患者個々で異なる薬剤応答や副作用リスクを遺伝子情報から予測する検査サービス「Genovision PGx(ゲノビジョン ピージーエックス)」 を4月から提供すると発表した。健診段階で薬剤応答に関する遺伝的な傾向を可視化し、処方薬を選択する際の参考情報として提供する。当面は、全国約60医療機関の人間ドックのオプション検査として提供。対象薬剤は、鎮痛剤、脂質異常症治療薬、抗凝固薬、抗悪性腫瘍薬、抗うつ薬など約70種類におよぶ。同社は、遺伝情報は生涯変化しないため一度の検査結果を将来にわたり活用できるとしている。

Genovision PGxは、理化学研究所が研究・開発した薬剤応答関連遺伝子解析技術 「corePGseq」を用い、18種類の薬剤応答関連遺伝子を解析するというもの。解析結果は、日本薬理遺伝学臨床実装コンソーシアム(JCPIC)のコンテンツに基づき、国内臨床に即した形で、①医薬品の「効きやすさ」、②副作用の「出やすさ」-それぞれの傾向として整理し、医師や薬剤師が診療時に参照しやすい形式のレポートとして提供する。

検査サービスの提供について同社は、 健診段階で「将来の投薬治療」に備える新たなPGx活用モデルと強調している。個別化医療への患者ニーズが高まる一方で、医薬品を処方してみなければ効果や傾向が分からず、結果的に処方変更や用量調整が必要となる場面があったと指摘する。今回のPGxにより治療開始前に自分の薬剤応答の傾向を知ることで、身体的負担だけでなく、通院や薬剤変更に伴う経済的負担の軽減にもつながると期待している。

当面は健診・人間ドック領域におけるPGx検査の普及を進める方針。また、医療経済性の検証も実施し、「臨床的価値を検証し、将来的には、電子カルテやお薬手帳とのデータ連携も視野に入れて、一度の検査結果が生涯にわたり医療に活かされるPGx基盤の構築にも挑戦する」とした。また、個人の遺伝情報の取り扱いについて同社は、「NTTグループの厳格なセキュリティ基準に準拠し、機微なデータは国内で責任をもって管理・運用する」とした。



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