メディパルHD PALTACへのTOB成立 完全子会社化で「新しい供給体制」へ進化
公開日時 2026/07/09 04:50
メディパルホールディングスは7月8日、連結子会社PALTACへの株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。応募株数が下限の867万6100株を大きく上回る2446万6104株となったため、応募された全株式を買い取る。買付価格は1株あたり6650円。
今回の買付により、メディパルHDのPALTAC株式の保有割合は、買付前の52.40%が買付後に92.64%となる。メディパルHDは今後、スクイーズアウト(強制買取り)手続きを進めて完全子会社化する方針で、PALTACは上場廃止となる見通し。
メディパルHDの渡辺秀一代表取締役社長は5月の決算説明会で、PALTACの完全子会社化の目的について、「従来の流通モデルから、社会インフラとして持続可能な“新しい供給体制”への進化」だと説明。「意思決定を迅速化し、グループの経営資源を一体的に活用する」とした。期待されるシナジー効果として、次世代物流モデルの構築や提供領域の拡大、データに基づく事業運営の高度化などを挙げ、「個別の会社の集まりではなく、グループ一丸となって“生活のあらゆる場面”を支える強固な企業集団へと生まれ変わる」との考えを示した。