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田辺三菱・15年度第2四半期 国内医療用薬5.1%減収 レミケード通期計画30億円引き下げ 競合品影響

公開日時 2015/11/02 03:51

田辺三菱製薬は10月30日、2016年3月期(15年度)第2四半期(4~9月)決算を発表し、国内医療用薬売上高は、血漿分画製剤の販売提携の終了や長期収載品の落ち込みが影響し、前年同期と比べ5.1%減だった。

国内医療薬売上高は、5.1%減1473億3200万円。長期収載品の40億円減に、今期は血漿分画製剤の販売提携終了による96億円減が加わり、主力品やワクチンの増収ではカバーしきれなかった。通期の国内医療用薬予想は2966億円、8.4%減。売上の2割強を占める最主力品の生物製剤レミケードは、競合新薬の影響などて当初予想売上から30億円引き下げ、677億円に修正、前年同期と比べ4.2%減となる見込み。

レミケードの市場環境について石崎芳昭営業本部長によると、主に競合新薬の影響を受けている。バイオシミラーによる浸食は1~2%程度というが、「今後間違いなく増えていくだろう」としており、同社としては蓄積してきた安全対策や追加効能よる市場開拓に注力する。

【15年度中間期連結業績(前年同期比)15年度予想(前年同期比)】

売上高 2017億2900万円(1.4%増)4180億円(0.7%増) ←3960億円
営業利益 435億1900万円(24.5%増)820億円(22.1%増) ←675億円
経常利益 433億1800万円(22.2%増)810億円(19.7%増) ←670億円
純利益 291億4800万円(10.4%減)460億円(16.4%増) ←405億円
 
【15年度中間期の主要製品国内売上高(前年同期実績)15年度予想  通期修正前予想 億円】
レミケード 345(352)677 ←707
タリオン 64(61)169 ←171
セレジスト 74(79)137 ←141
メインテート 69(72)132 ←132
シンポニー 62(50)126 ←133
テネリア(新)29(非開示)99
レクサプロ 44(34)104 ←105
クレメジン 48(54)91 ←93
ウルソ 44(51)84 ←88
デパス 37(41)70 ←68
アンプラーグ 35(44)64 ←58
ラジカット 34(38)62 ←54
ワクチン計 145(111)326 ←269
 インフルエンザ 28(9)112 ←79
 テトラビック 37(36)74 ←71
 水痘ワクチン 33(19)61 ←44
田辺製薬販売取扱品 66(64)140 ←144
ロイヤリティ収入等 368(279)896 ←702
 ジレニア ロイヤリティ 258(188)
 インヴォカナ ロイヤリティ 99(非開示)
 
※テネリアは10月から、第一三共との共同販売から、第一三共の単独販売となり、田辺三菱がコ・プロすることになった。そのため、第一三共への販売額と同社から受け取るプロモーションフィーを合算して計上する形で開示されることになった。

 

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