25年度薬価改定が長期収載品を直撃 聖域なき後発品への置換え進む
長期収載品の選定療養導入のインパクト
公開日時 2025/04/01 00:00
「後発品の置換率が急激に上昇」外用薬や中枢神経系、小児薬でもイノベーション推進と医薬品の安定供給を主眼に行われた2025年度薬価改定。ポートフォリオの根幹を支える製品に長期収載品を多く抱える企業にとっては改定の厳しさが直撃したと言えるかもしれない。長期収載品の改定対象範囲が平均乖離率5.2%の「0.5倍超」へと拡大されたことに加え、24年10月からは選定療養が導入されたことで、さらに薬価引下げ圧力が強まっている。選定療養の導入で、「後発品の置換率が急激に上昇した」との声もジェネリックメーカーからはあがる。これまで後発品への切り替えが進まなかった外用薬や中枢神経系、小児薬でも「大きく切り替えが進んだ」といい、聖域なき後発品への置換えが進む。選定療養導入のインパクトを探った。(望月英梨)25年度...