テルモは12月15日、新たな代表取締役社長CEOに佐藤慎次郎・取締役常務執行役員（写真）が昇格する人事を内定したと発表した。代表取締役会長には、三村孝仁・取締役専務執行役員が就く。新経営体制について同社は「2017年度を初年度とする中長期成長戦略（2022年３月まで）を強力に推進するため」と説明している。

佐藤新社長は、1960年７月生まれ56歳。1984年３月に東京大学経済学部 卒業、88年５月にデューク大学経営大学MBA取得。84年４月に東亜燃料工業（現東燃ゼネラル石油入社、99年２月に入社した朝日アーサーアンダーセン（現 PwC Japan グループ）を経て、04年６月にテルモに入社した。10年６月執行役員経営企画室長、11年10月から現在の心臓血管カンパニー統轄（現プレジデント）、15年４月には取締役常務執行役員に昇格した。

三村孝仁会長は、1953年６月生まれ63歳。1977年３月に関西大学社会学部を卒業し、同年テルモ入社。07年６月に取締役常務執行役員、08年４月にホスピタルカンパニー統轄、営業統轄部管掌、10年４月には中国総代表に就任した。現在の取締役専務執行役員には10年６月に就き、11 年12月から中国統轄（現中国地域代表）も務めている。