インタラクティブソリューションズ（関根潔代表取締役）は11月17日、ＭＲが医師や薬剤師との面談中に受けた質問に対し、瞬時に適確なストーリーでiPadを使って情報提供できる「検索マネージャー」を開発したと発表した。ＭＲによる営業資材への迅速なアクセスとキーメッセージの伝達向上に寄与するもの。今月21日に東京都内で開催されるMCPCモバイルソリューションフェア2014で初めて公開される。

同社は、ＭＲ向け営業活動支援ソフト「インタラクティブプロ（Interactive-Pro）」の提供を行っており、今回開発した「検索マネージャー」は支援ソフトと連動させることで製薬企業の本社が作成した営業資材（パワーポイント）とそのメッセージをＭＲ自身がiPad上で確認できる。具体的には、「製品」、「メッセージ」、「キーワード」、「コンテンツタイプ」から複合的に検索を行い、必要な営業資材とキーメッセージを確認できるというもの。

これまでもiPadなどを活用したＭＲ活動においては、ＭＲ自身が膨大な情報の中から必要なコンテンツを探さなければならないため、面談時の即応性などに課題があった。今回開発された「検索マネージャー」は、訪問時に医師や薬剤師から出される質問に対し、あらかじめ登録されたキーワードを用いて営業資材を探し出すことができ、絞り込まれたコンテンツのストーリーによって自社メッセージに則した説明をＭＲが行えるようになる。

同社は、「これにより本社マーケティング部が用意したキーメッセージの伝達率が高まる」と強調している。そのほか本社側のメリットとして、コンテンツ登録時の負担軽減として、検索項目を独自のシステムで自動化するなどの機能も組み込んだ。