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MR教育センター 導入教育コアカリキュラム策定 新認定試験に反映

公開日時 2010/01/29 04:02

医薬情報担当者(MR)教育センターは1月28日、「MR導入教育「『基礎教育』コアカリキュラム」(以下、コアカリキュラム)を策定したと発表した。薬学教育6年制などMRを取り巻く環境の変化を受けた教育カリキュラムの見直しで、MR活動の実践に生かせる基礎的内容を習得できるようにしたのが特長。12年度から実施予定の新MR認定試験に反映する。

コアカリキュラムは、これまでの6つの基礎教育科目を3つに統合。MR活動に必要な内容を整理するとともに、臨床薬物療法の基礎への理解を深められるようにした。具体的には、現行の薬理学、薬剤学、添付文書、疾病と治療、医薬概論、PMSの6つの科目は、薬理学、薬剤学、添付文書を統合した「医薬品情報」、医薬概論とPMSを統合した「医薬概論」、そして「疾病と治療」と、3科目とした。

このうちMR活動の中心となる「医薬品情報」では、MRが身につけておくべき基礎知識(医学、薬学、一般知識)のほか、医薬品情報を支える薬学的知識を身につけるため添付文書をベースに薬理学や薬剤学を学ぶ。現在は、薬理学や薬剤学といった「~学」という単発の知識の詰め込みで非効率だったうえ、実際のMR活動に必要ない内容(試験方法など)も見られていた。

一方、「疾病と治療」では、MRが医薬品情報のプロとしてチーム医療の一端を担えるよう、薬物療法に関する知識をいま以上に身につけるため、▽気分障害▽高血圧症▽気管支喘息▽消化性潰瘍▽糖尿病▽肺炎▽乳がん――を重点7疾患と位置付けて基本知識を学ぶことを盛り込んだ。

コアカリキュラムは今後、MR導入教育の基本教材となる新MR研修テキストに反映(11年10月刊行予定)され、12年度に実施予定の新MR認定試験の出題範囲となる。同センターは、薬学教育6年制の最初の卒業者が出る12年に向けてMR教育カリキュラムの抜本見直しを進めていた。

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