カギ握る医師・地域住民の合意形成
地域フォーミュラリの課題
公開日時 2019/04/30 00:00
ポリファーマシー解消へ地域の実例から地域フォーミュラリの策定に向け、医師と薬剤師の合意形成は最も重要なステップと言える。レセプトデータによりあぶりだされた地域医療の実状と課題を医師・薬剤師間で共有し、互いに納得した医療を実践することで、医療の質向上が期待できる。地域で最も合理的・効率的な医療を実践することへの地域住民からの納得と理解も欠かせない。データヘルス改革により、地域医療は、データに基づいて多職種、そして地域住民によって合意形成された姿へと生まれ変わろうとしている。カギを握るのは、医薬品の適正使用推進に向けて、医師からの信頼を勝ち取る薬剤師の姿だ。(望月英梨)埼玉県朝霞地区薬剤師会の取り組み一つのデータを紹介したい。埼玉県朝霞地区薬剤師会は、10種類以上の薬剤が3か月以上継続して処方さ...