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アルフレッサファーマ ネスキープ新発売 腫瘍と臓器の間隙確保で粒子線治療可能に

公開日時 2019/06/28 03:50
アルフレッサファーマは6月27日、放射線治療用吸収性組織スペーサ・ネスキープを発売した。消化管など耐容線量が低い臓器に腫瘍が近接しており、粒子線治療が困難な患者に対し、悪性腫瘍と消化管などの臓器との間隙を確保する。規格は厚さが5・10・15mmの3種類。いずれも幅200mm、奥行き100mmで、価格は1枚1箱80万円となる。18年12月に製造販売承認を取得していた。

同社によると、同製品は神戸大医学部との共同開発。スペーサーの開発をめぐっては、すでに前立腺がんの治療を受ける患者に対し、直腸への放射線照射を低減するSpaceOARハイドロゲル(オーグメニックス社)があるが、粒子線治療を可能にする製品はなかったという。

アルフレッサファーマは、「粒子線治療が必要にもかかわらず、治療が困難だった患者に対し、治療の機会を提供できると期待している」とコメントしている。



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