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長崎地域医療連携NW協議会、ノバルティス、インテグリティ 循環器・呼吸器疾患の連携で包括協定締結

公開日時 2022/04/19 04:51
地域医療連携ネットワーク「あじさいネット」を運営する長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会は4月18日、ノバルティスファーマ、インテグリティ・ヘルスケアと地域医療の質向上を目的とした包括連携協定を締結したと発表した。循環器疾患と呼吸器疾患を対象に、地域医療連携の推進や治療アウトカムの向上に向けた疾患管理、さらにはデジタルツールの活用などで相互に連携・協力する。3者は地域医療連携の強化と医療の質向上に貢献したい考えだ。

あじさいネットは、長崎県の医療機関同士で診療情報の相互参照が可能な地域医療ネットワーク。2022年 1月の会員数は約1700人、情報提供病院数は 38医療機関、情報閲覧施設数は約366医療機関、全登録患者数は14万人以上におよぶなど国内最大規模を誇る。すでにインテグリティ・ヘルスケアとは20年8月から疾患管理システム「YaDoc」との連携を開始している。

◎治療アウトカム向上に向けた疾患管理 デジタルツール活用の検討など

今回の3者による包括連携協定では、①医療提供体制に向けた大学、基幹病院、開業医、他医療提供者との医療連携の推進、②治療アウトカム向上に向けた医師・医療従事者の適切な疾患管理および患者の自己管理の推進、③循環器疾患および呼吸器疾患に関する地域医療の質向上に資するデジタルツール活用の検討・構築および普及-に相互に取り組む。

あじさいネットを活用した情報連携について、「患者が日々の症状の記録や服薬管理が簡単にでき、その情報を医師と共有することで患者とのコミュニケーションが活性化され、慢性疾患の長期管理がより適切にできるようになることが望まれる」と強調。インテグリティ・
ヘルスケアのYaDocと、ノバルティス ファーマが喘息患者に提供するセンサーおよびアプリを通じて得られた患者服薬データなどを、あじさいネットに参加する医師と共有できる環境を構築することで、地域医療連携の強化と医療の質向上に貢献したいとしている。

◎ノバルティス レオ・リー社長 「ICT基盤のさらなる利活用および最適化」へ

ノバルティス ファーマのレオ・リー社長は、「循環器疾患および呼吸器疾患領域における経験と専門性を共有することで、 ICT基盤のさらなる利活用および最適化を通じ、長崎県の診療ネットワークの進展と医療アクセスの向上に貢献し、長崎県における医薬の未来を共に描いていきたい」とコメントした。



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