再生医療機器の製造販売事業を展開するエイオンインターナショナルとフェリング・ファーマは６月８日、不妊症治療における自己高濃度血小板血漿（PRP）療法に関する国内のコ・プロモーション契約を６月末で終了すると発表した。７月以降はエイオンが情報提供活動を実施する。

PRP療法のコ・プロは2019年８月から開始した。両社は、「PRP療法について多くの方に認知いただき、不妊症治療における選択肢の一つとして検討いただける環境を築くことができた」としている。

PRP療法は再生医療のひとつ。患者自身の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入すると、血小板は細胞の成長を促す物質や免疫に関する物質を含むため、子宮内膜が活性化され、受精卵が着床しやすくなると考えられている。