地域社会を守ることと地域医療を守ることは同義
共想・共創・共奏の医療づくり~JA愛知厚生連足助病院
公開日時 2025/08/01 00:00
ブランディング戦略に注力し地域が誇れる病院にわが国全体が人口減少のフェイズに入る中、人口の減少・流出に歯止めがかからない地域も増え続けている。しかしながら、そのような状況に置かれても地域内で医療を完結できる提供体制が求められる。愛知県豊田市北部の中山間地域に位置するJA愛知厚生連足助病院は、広範な診療圏をカバーし住民の健康を守り続ける地域唯一の基幹病院である。「地域と共に生きる」という姿勢を明確にする同病院院長の小林真哉氏は、「地域医療を守ることと地域社会を守ることは同義」と強調。地域住民に医療への参加と理解を促すために情報発信やイベント開催を積極的に行い、ブランディング戦略にも注力している。(医療ライター大根健一)地域住民の参加意識を高める「共想・共創・共奏の医療」JA愛知厚生連足助病院が...