田辺三菱製薬は10月31日、商号を「田辺ファーマ株式会社（英語表記：Tanabe Pharma Corporation）」に変更することを決定したと発表した。12月1日付。同日開催された臨時株主総会での決議をもって承認された。シンボルマークやコーポレートカラーのブルーに関しては、継続して使用するという。

現在、田辺三菱製薬およびMitsubishi Tanabe Pharmaの商号を使用している国内外のグループ会社12社についても順次、田辺ファーマまたはTanabe Pharmaへ変更していく。

同社は7月1日に、三菱ケミカルグループから米投資会社・ベイン キャピタル プライベート エクイティー リミティッド　パートナーシップ（ベインキャピタル）の傘下に入った。新商号については、「世界でも最も歴史ある老舗企業の一つである旧田辺製薬の伝統を継承しつつ、研究開発型創薬企業として一層グローバルに発展する決意を込めている」と説明。「商号変更後も変わらず“病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。”のMISSIONのもと、革新的な医薬品の創製を通じて社会に貢献していく」とコメントしている。