田辺ファーマ・塩野義製薬 エダラボン事業の承継完了 塩野義「グローバルな事業基盤を確立」
公開日時 2026/04/03 04:50
田辺ファーマと塩野義製薬は4月2日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)等治療薬「エダラボン」(ラジカット、米国名:RADICAVA)の事業承継が完了したと発表した。日本、米国、カナダを含む主要国や地域における知的財産権・販売権などすべての権利を塩野義製薬に移行する。事業承継に伴い新設されたRadicava事業会社は、塩野義製薬の米国グループ会社により完全子会社化され、1日付で事業を開始した。なお、一部の国・地域における権利は今後所定の手続きを経て順次移行される予定。
両社は25年12月22日に、エダラボン事業の日米を含むグローバルでの権利を田辺ファーマから塩野義製薬へ譲渡する契約を締結していた。田辺ファーマは総額25億ドルを受領し、一定の条件を満たした場合には、将来の売上に応じたロイヤルティを受け取る。
◎田辺ファーマ 譲渡で財務基盤を強化「戦略的投資や将来ビジョンに沿った機会創出」
田辺ファーマは、「今回の譲渡により財務基盤を強化し、臨床パイプラインへの戦略的投資やこれから打ち出していく将来ビジョンに沿った新たな機会の創出を可能にする」と強調。日本市場への再投資を促し、導入や研究開発を通じたパイプライン拡充をもって日本の事業基盤を強化するとした。
塩野義製薬は、「エダラボン事業を通じて、希少疾患領域におけるグローバルな事業基盤を確立するとともに、患者さまに対する継続的かつ安定的な治療提供に取り組んでいく」としている。