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中外 肺がんと喘息の抗体医薬 国内治験着手 バイオマーカー診断薬も同時開発

公開日時 2011/09/05 04:01

中外製薬は9月2日、非小細胞肺がんと、気管支喘息のそれぞれの治療薬を目指し、ロシュから導入した2つの抗体医薬について国内フェーズ1を開始したと発表した。 

1つはヒト化抗Met抗体「MetMAb」。Metという受容体が過剰に発現している非小細胞肺がん患者は予後が悪いとされ、国内6万人の進行患者のうち約半数がMetの高発現と考えられるという。中外は、そのMetを標的にした治療薬として開発する。海外での治験はフェーズ2まで進み、エルロチニブ(製品名タルセバ)との併用で、Metの高発現患者に有効性が確認されているという。

もう1つは、気管支喘息治療薬として開発中のヒト化抗インターロイキン(IL)-13抗体「lebrikizumab」。既存治療でも症状をコントロールできない中等度から重症喘息の患者に対し、症状の改善と発作予防の薬剤として開発する。海外での治験はフェーズ2まで進み、対象患者の中でも特に血中ペリオスチン高値の患者で有効性が確認されているという。

海外治験では、MetMAbはMet高発現患者、lebrikizumabは血中ペリオスチン高値患者で特に有効性が確認されていることから、投与前にこれらバイオマーカーを検出し、効果が期待できるかを判断する診断薬の開発も同時にしている。
 

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