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小野薬品 米社や仏社から国内権利を相次ぎ獲得

公開日時 2011/09/16 04:00

小野薬品で製品導入が相次いでいる。9月15日には米国KAI社から、米国で維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症治療薬として開発中のカルシウム受容体作動薬「KAI-4169」の国内権利を取得したと発表。同14日には仏セルヴィエ社から選択的Ifチャネル阻害薬イバブラジン(一般名)の国内権利の取得を発表した。オリジナル新薬だけでなく、ライセンスによる有望な化合物の獲得などでパイプラインを拡充する。

KAI-4169は副甲状腺にあるカルシウム受容体に作用して、副甲状腺ホルモン(PTH)の過剰分泌を抑制し、血中のカルシウム値やリン値を低下させることが期待されている。KAI社は注射薬として開発している。小野薬品は今回の国内権利に関する契約締結に伴い、KAI社に契約一時金10億円を支払うとともに、開発マイルストン、上市後は売上目標に応じたマイルストン、売上に応じたロイヤルティを支払う。

イブバラジンは欧州などで安定狭心症治療薬として上市され、現在、欧州で慢性心不全の効能追加が申請されている。イブバラジンは心臓のペースメーカー機能を担うイオンチャネルのひとつ、Ifチャネルを選択的に阻害するファーストインクラスの薬剤という。同剤の特徴として心臓の収縮機能や血圧に影響を及ぼすことなく心拍数を低下させることから、血圧低下などの副作用が少ない安全性の高い薬剤になることが期待されている。小野薬品は今回の契約締結に伴い、セルヴィエ社に対して契約一時金2000万ユーロを支払うとともに、開発マイルストンや売上目標に応じたマイルストンを支払う。


 

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