2013/07/31
インドの医薬品市場、制度の動向を伝えてきたが、今回はインド企業とパートナーを組み、事業展開をしている日本企業の生の声をお伝えする。事業の何が変わり、その変化に伴う摩擦の有無、今後の見通しはどうなのか。そこで11年11月にルピンの傘下に入ったアイロム製薬の羽田野修社長(写真)にインタビューした。同社は、注射剤、輸液を扱うエッセンシャルドラッグを扱うメーカー。ルピンとしては、経口剤の共和薬品に加えて品揃えを厚くし、DPC病院、卸ルートの確保が狙いだった。羽田野社長は、「日本人にマネジメントを任せてくれたことが成功のカギ」と言う。聞き手は、この連載を執筆する豊田繁氏。羽田野氏ともども武田薬品の出身である。