採用における力量医薬品の新規採用の申請の際、各診療科からは、通常、２～３品目の新薬臨床使用申請書が出されます。一般的な総合病院型の３級甲医院は15以上の診療科を有していますので、その数は30～40品目にもなります。すべての申請が承認されるわけではありませんが、いずれにしても、この新薬臨床使用申請書は診療科の主任医師（診療科部長など）が提出することになっていますので、新たに医薬品を採用してもらうためには、主任医師からの推薦を勝ち取らなければなりません。５月号で入札の申請が主任医師からであると説明しました。このことからも医薬品販売において主任医師との関係は非常に重要ということになります。加えて主任医師の力量も重要ですが、臨床試験機構や院長、薬剤部長なども審査会に加わりますので、これらの重要人物と...