薬歴管理の徹底で重複投薬を抑制
公開日時 2007/10/31 00:00
厚労省後期高齢者医療制度の骨子まとまる来年4月にスタートする後期高齢者医療制度の診療報酬体系の骨子がまとまった。注目されていた外来医療の「主治医」のあり方は、「患者自らの選択を通じて決定していく形を想定」、現段階で登録制を考えていないことを明記した。薬剤管理はおくすり手帳といった既存のツールで情報を共有し、重複投薬や相互作用を抑制していく方針だ。厚生労働省の社会保障審議会・後期高齢者医療の在り方に関する特別部会は10月4日、来年4月にスタートする新制度の診療報酬体系の素地となる骨子案を了承した。同特別部会は、昨年秋に後期高齢者医療制度の構築に向け議論をスタートさせ、関係者のヒアリングなどを経て、4月末には骨子の元となる「基本的考え方」をまとめた。後期高齢者は▽治療の長期化や複数疾患への罹患が...