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ローソン マツキヨと提携して調剤事業に本格参入

公開日時 2009/08/25 04:01

ローソンとマツモトキヨシは8月24日、東京都内で共同記者会見を開き、業務提携すると発表した。人材交流や物流機能の共同活用などのほか、合弁会社を09年度中に設立し、コンビニとドラッグストアを融合した新業態店舗を開発・出店する。新店舗は既存コンビニの倍の大きさ(60~100坪)とし、食品、化粧品、OTC医薬品のほかに、顧客ニーズに応じて医療用医薬品の調剤機能も持たせる。新店舗の1号店を10年に出店、数年後には1000店舗まで拡大したい考え。ローソンは今回の提携で、本格的に医薬品事業に参入することになる。

ローソンの新浪剛史社長は会見で、「お客さんの要望もあって、医薬品を是非ともやりたかった」「ドラッグストア業界トップのマツモトキヨシさんとやりたいとの思いを巡らせ、こちらから声をかけた」と語った。米国生活で愛用していた大手薬局チェーンのウォルグリーンの日本版が新店舗のイメージとし、「コンビニ+ドラッグストア+OTC医薬品第一類+調剤薬局」の機能をもつ新店舗を実現する姿勢を見せた。コンビニは男性客、ドラッグストアは女性客が主な顧客となっているが、この顧客を融合するとともに、高齢者も医療用医薬品を通じて気軽にアクセスできるような新店舗を目指す模様だ。

一方、マツモトキヨシの吉田雅司社長は、会見で改正薬事法の施行によって同業・異業種との競争が激化すると見通し、「ドラッグ業界における差別化・優位性の確保に向け、異業種のノウハウや販売チャネルを取り込むことで持続的な成長をつなげる」と語った。

また、今回の提携の事業テーマは「医食同源」。この「食」について新浪社長は、糖尿病患者向けの弁当を開発・販売することを例示しながら、「コンビニ弁当は高カロリーのイメージがあるが、このイメージを今回の提携で変えたい」と語った。

訂正(8月25日15:10)
 「11年に500店舗まで拡大させる計画だ」とありました箇所は、「数年後には1000店舗まで拡大したい考え」に改めました。

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