米FDAは15日、新型インフルエンザウイルス(2009年H1N1)に対する4種類のワクチンを承認したと発表した。4週間以内に最初のロットのワクチンが製造された後に、全米に提供されるとしている。
承認されたのは▽CSL Limited社▽MedImmune LLC社▽ノバルティスワクチン・診断技術関連事業部門▽サノフィパスツール――の4社が製造するもの。
この承認は、健康成人を対象に実施した試験を基にしており、ワクチン接種後8~10日間追跡した。一方、小児は最適な用量を決定するための臨床試験が行われているところ。結果が近くまとまるとみられ、用量も試験結果に基づいて定める予定。
FDAのMargaret A.Hamburg局長は、新型インフルエンザの流行が懸念されていることから「新型インフルエンザへの国の対策として、とても良いニュースだ」と歓迎している。