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リラグルチド エキセナチドからの切り替えは有効

公開日時 2009/10/07 04:01

ノボ ノルディスクファーマは10月6日、2型糖尿病治療薬のエキセナチド10μg1日2回投与からリラグルチド1.8mg1日1回投与に切り替えると、血糖コントロールが向上すると発表した。GLP-1受容体作動薬のエキセナチドとリラグルチドの効果と安全性を直接比較した「LEAD-6」試験の延長試験の結果から分かった。

 
「LEAD-6」試験は、経口糖尿病治療薬のメトホルミン、またはSU薬の単独あるいは併用療法を行っても十分治療効果が得られなかった患者を対象に、リラグルチドまたはエキセナチドを26週間追加投与し、有効性と安全性を検討したもの。
 
延長試験は、この試験を終了した患者389人を対象に実施。すべての患者に、14週間リラグルチドを投与した。その結果、エキセナチドからリラグルチドに切り替えた186人では、HbA1c値が、エキセナチド投与26週時点の7.2%から平均0.3%減少。2型糖尿病治療の課題とされる体重も、0.9kg減少したほか、収縮期血圧も低下した。なお、リラグルチドを継続投与した200人では、HbA1c値は、26週時点の7.0%から平均0.1%減少したという。
 
一方、安全性については有害事象として多く報告されていた悪心の発現頻度も、治療開始数週間では12~17%だったものの、時間経過とともに減少。延長試験終了時には2%以下だったとしている。
 
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